大阪府では、2009年度補正予算案を発表した。補正額は一般会計105億２千万円で、大阪ワールドトレードセ ンタービル（ＷＴＣ）に府庁舎を移転するため、ＷＴＣビル購入費など、庁舎の移転にかかる関連予算とし て計上したもの。 補正の内訳は、ＷＴＣビル購入費として103億4,257万２千円、ＷＴＣビル改修等事業費に１億750万円を充て るほか、年構想推進検討費として千万円、防災行政無線再整備事業費に６千万円とした。このうちＷＴＣビ ル改修等事業では、実施設計の委託をはじめ、議場設置や執務室等の改修、防災センター整備、ＩＴコンピ ュータ室整備、長周期地震動対策などに加え、ＷＴＣビル内の庁内情報通信ネットワーク整備計画の策定も 予定している。また、都市構想推進検討では現庁舎のある大手前地区とＷＴＣのある咲洲と夢洲地区のまち づくりについて、実現に向けたまちづくり計画の策定や民間誘導のためのニーズ調査等を実施するもの。 財源は、府債が51億6,800万円、公共施設等整備基金繰入金で52億6,200万円、財政調整基金繰入金の９千万 円を充てている。