全ての一般建築物に適用 大阪市住宅局は４日から、市民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度の一部を拡充した。戸建て・分譲共 同以外の建築物（一般建築物）で、地階を除いて日常生活の中で多くの人が利用する三階建て以上延べ1,000 ?以上の建物に制度を適用していたが、階数・面積要件について全ての一般建築物に対して適用範囲を広げ た。 個人や中小企業ら所有者が露出した吹付けアスベストの含有調査及び除去工事を実施する場合は、含有調査で は戸建てで３万円、分譲共同と一般建築物で10万円、また、除去工事等では戸建てで20万円、分譲共同と一般 建築物で100万円を補助するとしている。ただし、補助金申請に際しては事前に相談窓口（同局建築指導部監 察課電話06-6208-9318）での協議が義務づけている。 同制度はアスベストによる健康被害への大阪市民の不安解消を図り、アスベスト除去等の促進が目的で今年６ 月から実施していたが、国の石綿による健康被害の防止のために改正された建築基準法（今月１日せ施行）に 伴って、吹付け石綿と吹付けロックウール（石綿重量含有率0.1％超）の撤去等の対策が義務化されたため、 市は補助制度の拡充を施した。