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大東建託、東京都練馬区の「ケアパートナー大泉」で人型ロボット「Pepper」の試験導入を開始

業務の効率化によるスタッフへの負荷軽減とサービス向上を目指して

デイサービス施設で人型ロボット「Pepper」の試験導入を開始

  

  大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:熊切直美)の100%出資子会社であるケアパートナー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:白井孝和)は、業務の効率化によるスタッフへの負荷軽減と、サービス向上を目指して、東京都練馬区の「ケアパートナー大泉」にて、2017年6月26日より、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の試験導入を開始します。主に4種の実地試験を通して動作の正確性・確実性を高め、3年以内に全国28都道府県77ヶ所のデイサービス施設での展開を目指します。

■データ処理の自動化により、スタッフの負荷を軽減

  ケアパートナーのデイサービス施設では、介護記録をはじめ、測定した血圧や体温などのデータをすべてPCで管理しています。しかし、施設の部屋で測定をした後、別室に移動してパソコンに入力・チェック等を行う現在の方式では、どうしても時間と手間がかかっていました。

  それをデジタル計測機器を用いてPepperと連動させることで、測定した値はそのままデータ化され、PC作業などの間接業務を自動化することで、介護スタッフの負担軽減を図ります。

■自動化によって生まれた余裕で、サービスの向上へ

  データ処理を含め、以下4つの業務をペッパーが自動化します。ここで生まれた時間的余裕によって、介護スタッフは、よりお客様に寄り添ったサービスが可能となり、一層のサービス向上につなげられるものと考えています。

■4種の利用シーンを想定

  デイサービス施設でのPepperの活用シーンとしては、以下の4種を想定しています。いずれもPepperが個人の顔を識別し個別に対応します。従来のPepperの顔認証は家庭での利用事例が多く、10人程度が一般的な実用範囲でした。しかし、今回のケアパートナーでの導入にあたり、1,000人まで認証可能な顔認証システムを搭載しています。

(1)お出迎え

  「○○さん、こんにちは」と挨拶しお出迎えします。昼食メニューが選択されると情報はすぐに調理スタッフへ送信され、メニューや数、食事制限情報等を確認することができます。

(2)お見送り

  「○○さん、さようなら」と挨拶しお見送りをします。利用者の発話内容を自然言語解析し、自然なコミュニケーションを行います。利用者の声は記録サーバに蓄積されます。

(3)健康チェック

  計器と連動させ、血圧・体温・体重測定の補助を行います。

  測定したデータは表情レベルを付加して自動印字され、併行して記録サーバに記録されます。(最終的に、スタッフが確認)

(4)雑談

  利用者と自然な会話を行います。利用者の声は記録サーバに蓄積され、利用者の満足度向上・業務の改善に役立てることができます。

  

  

  

大東建託(株)

http://www.kentaku.co.jp/

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