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積水化学、ポリマテック・ジャパングループの経営権を取得

「ポリマテック・ジャパン株式会社グループ」の経営権取得に関するお知らせ

  

  積水化学工業株式会社(本社所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:高下 貞二、以下「当社」)は、CITIC Capital Partners Japan Limited(本社:香港、日本支店 所在地:東京都千代田区、代表:中野 宏信)が情報提供面で関係を有する PT Cayman II Limited と、同社が保有する PT Cayman Limited(以下「PTケイマン社」)の発行済み全株式の内91%を譲り受ける株式譲渡契約を本日締結しました。PTケイマン社は、自動車やモバイル端末向けのエレクトロニクス関連部品の製造・販売を行うポリマテック・ジャパン株式会社(本社所在地:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:山崎 潤、以下「PJ社」)等の100%子会社8社を有しており、当社はPTケイマン社の株式取得により、車輌・輸送分野等の事業拡大や、素材配合・加工技術等基礎技術の強化を図ります。

  なお、PTケイマン社の発行済み株式の当社取得予定分以外(発行済み株式の9%)については、稲畑産業株式会社(本社所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:稲畑勝太郎、以下「稲畑産業」)が PT Cayman II Limited と株式譲渡契約を本日締結しております。

          記

1.背景

  当社の高機能プラスチックスカンパニー(プレジデント:加藤敬太)は、「車輌・輸送」を戦略分野と位置付け積極的に事業拡大を図るとともに、最近では、同じく戦略分野である「エレクトロニクス」分野との人材・知見の融合による「カーエレクトロニクス領域」の製品開発や市場の調査・開拓にも注力しています。

  一方化学品専門商社である稲畑産業においても近年自動車関連分野での事業拡大を図っており、共同で投資を実施することで、両社の強みを活かしながら PJ 社グループの企業価値を効果的に向上させることができると考えました。

2.PJ社グループの経営権取得のねらい

  自動車及びエレクトロニクス用途の高機能樹脂加工製品の開発・製造に強みを持つ当社と PJ 社は、相互に有する経営資源を活用し事業拡大を図ります。具体的には次の事業展開やシナジーを期待しています。

(1)カーエレクトロニクス領域への展開加速

  カーエレクトロニクス領域においては、当社が得意とする表示デバイス材料に加え、PJ 社が高い知見と技術力を有する放熱材料においても、今後当社との融合により展開を加速していきます。

(2)研究開発面でのシナジー

  PJ 社が有する「シリコーンやエラストマーの高度な材料配合設計技術及び生産技術」や「各種樹脂と金属の異素材複合成型技術」と当社技術の融合により、研究開発の促進を図ります。

(3)マーケティング面での協業シナジー

  両社の有するグローバル拠点を活用し、自動車・エレクトロニクス両分野でのマーケティング強化を図ります。

(4)商流面での補完シナジー

  稲畑産業を含む3社の有する販売網を活用し、自動車・エレクトロニクス関連製品の既存製品の拡販を図ります。

  

以上

  

  

積水化学工業(株)

http://www.sekisui.co.jp/

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。