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日本鋳造とJFEスチール、高強度鋼管柱に対応した露出柱脚工法「NCベースP」を開発

高強度鋼管柱に対応した露出柱脚工法『NCベースP』を開発
~露出柱脚製品として国内で初めてF値385N/mm2の鋼管柱に対応~
  日本鋳造株式会社(以下「日本鋳造」)およびJFEスチール株式会社(以下「JFEスチール」)はこのたび、高強度鋼管柱に対応した露出柱脚工法(*1)『NCベースP』(*2)を共同で開発しました。露出柱脚工法で使用する角形及び円形鋼管柱の設計基準強度について、従来は325N/mm2以下を対象としていましたが、今回、国内で初めてF値385N/mm2以下にまで適用範囲を拡大することで、中低層建築物への高強度鋼管柱の適用が可能になるとともに、鋼管柱の選択肢が増すことで従来以上に幅広い建築物に利用できるようになります。

  中低層建築物の柱と床面が接する柱脚部には、一般的に、施工の容易さの観点から、露出柱脚工法が採用されています。発売開始20周年を迎えた露出柱脚工法の『NCベース』は、下ナット方式(*3)を特徴とする耐震性に優れた工法で、中低層建築物で幅広く採用されていますが、柱の細径化を目的としたさらなる高強度化のニーズが高まっていました。

  露出柱脚工法で使用するベースプレートには従来は鋳鋼製のベースプレートを採用していましたが、今回JFEスチールの建築構造用550N/mm2級TMCP鋼『HBL(R)385』(*4)を標準のベースプレートとして採用し、柱の高強度化に対応しました。2015年3月31日付けで柱脚工法として(一財)ベターリビングの認証を取得(*5)しており、10月15日より日本鋳造において『NCベースP』の販売を開始します。(*6)

  『NCベースP』の活用により、中低層建築物への高強度鋼管柱の適用が可能になります。その結果、柱の薄肉化や上下階の柱径統一(*7)により、鉄骨製作費の低減につながる他、柱の細径化により居室有効面積が拡がるメリットもあります。

  JFEスチールグループでは、今後もお客様のニーズに応じた建材商品の開発に努めてまいります。

  

日本鋳造(株)

http://www.nipponchuzo.co.jp/

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