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三菱地所など、デスク単位で温度調節できる冷暖房付オフィスデスクを開発

個別冷暖房付オフィスデスクを開発
~快適性と省エネ性の両立を果たす次世代パーソナルオフィス空調を実用化~
  三菱地所株式会社、株式会社三菱地所設計、高砂熱学工業株式会社は、早稲田大学創造理工学部建築学科・田辺新一教授と共同で、冷温水を活用して、デスク単位で温度調節できる冷暖房付オフィスデスクを開発しました。大手門タワー・JXビル(本年11月16日竣工予定)において導入を予定しています。

  ・参考資料は添付の関連資料「参考資料1」を参照

  本デスクは、天井や壁に這わせたパネルに冷温水を循環させる輻射空調(*)機能を応用したものです。特徴として、デスクトップに内蔵されたパネルに冷水を循環させることでデスクの表裏を冷やし、またパーティションにも冷水を循環させることでパーティションに取り込んだ風を冷水で冷やしファンから送風することができます。(冬季はデスクの一部に温水を循環させデスク下を温めることができます)
  各デスクで冷暖房調節できるので、ユーザー個々の好みの環境で働くことができ、就業者の更なる快適性・知的生産性の向上が図れ、また省エネ性の高い次世代オフィス環境を実現できると期待されます。

  輻射空調(*):冷風や温風により空調を行うエアコン等と異なり、冷温水等により天井や床の輻射パネルの温度を調節し、熱が高い温度から低い温度に移動する性質(輻射)を利用する空調システム。

  三菱地所は、環境戦略拠点である新丸ビル・エコッツェリアや複数の空調・照明に関する先進技術をテナントビルとして初めて導入した茅場町グリーンビル等において、次世代の空調・照明システムの実証実験に取り組み、就業者の快適性と省エネ性の向上に関する知見を蓄積してまいりました。この度、本個別冷暖房付オフィスデスク58台を、大手門タワー・JXビルの一部フロアに導入します。

  三菱地所、三菱地所設計および高砂熱学工業は、今後も就業者が働きやすいオフィス環境整備を進めるとともに、街づくりにおける更なるハードとソフトの機能導入の取り組みを進めて参ります。
●『冷暖房付オフィスデスク』の仕組み

■仕組みと効果
  ・デスクやパーティションに冷水を循環させる
    〔1〕  パーティションに取り込んだ風を冷却することによってファンから冷風を供給。
        ・送風温度(約21℃~22℃)
        ・風量の調節可能
    〔2〕  デスクに内蔵された輻射パネルに冷水を循環されることによってデスクを冷却
        ・デスク表面温度:約22℃
        ・デスク下温度:約26℃
    〔3〕  〔1〕〔2〕を組み合わせて周辺温度を約26~28℃に調節可能

  
●参考:三菱地所が取り組んできた、オフィス環境での実証実験(空調・照明)
  【2009年:新丸ビル・エコッツェリア】⇒【2013年:茅場町グリーンビル】

  ・参考資料は添付の関連資料「参考資料3」を参照
  

三菱地所(株)

http://www.mec.co.jp/

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。