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大成建設、「中期経営計画(2015-2017)」を策定

「中期経営計画(2015-2017)」の策定について
  当社は、本日開催された取締役会において、本年4月1日より新たにスタートする「中期経営計画」(2015-2017)」を決議しましたので、お知らせいたします。

  当社グループは、現行の中期経営計画(2012-2014)の最終年度において、当初計画を上回る業績を達成する見通しであり、また、バランスシート指標についても、有利子負債とD/Eレシオを当初計画以上に改善できる見込みであります。

  新たにスタートする「中期経営計画(2015-2017)」においては、「建設事業本業の深耕」の基本方針のもと、品質と安全の確保によって高い顧客満足を得ると共に、安定的かつ持続的な成長を図ります。そのために、当社の技術力等を活かせる国家的プロジェクトや大規模民間プロジェクト、ならびに官民一体で進められている海外インフラ輸出への参画等、2020年以降も見据えたプロジェクトに注力いたします。また、震災復興事業や国土強靭化に向けた社会基盤インフラ整備に積極的に貢献してゆく所存であります。さらに、都市部の木造密集地域の不燃化や、既存の官民インフラの耐震補強等、当社グループの強みを活かせる分野にも重点的に取り組んでまいります。

  「建設事業本業の深耕」のために、次世代の技術開発を推進すると共に、より高い付加価値を顧客に提供できるよう、リニューアル・リプレイス分野、原子力分野、環境分野、エンジニアリング分野、ならびに都市開発分野において、次世代に向けたビジネスモデルを確立いたします。また、技術開発や一部の注力プロジェクト等に対して、一定の財務規律の中で戦略投資を実施いたします。

  国内事業全般については、官民双方の旺盛な需要に適正に応えるために、施工能力をさらに向上させるべく、要員の増強、省人・省力化工法やICTの活用、ならびに専門工事業者との連携強化を図ると共に、調達力をさらに向上させてまいります。また、建設業界の中長期的な課題である女性の活躍推進や外国人材の活用等、ダイバーシティ経営に積極的に取り組みます。海外事業については、2020年以降を見据え、事業規模の緩やかな成長と収益構造の確立を目指してまいります。

  また、ステークホルダーの視点に立った経営を確立するために、コーポレート・ガバナンス、CSR、および環境経営を強化すると共に、配当性向と自己資本利益率(ROE)を新たな経営の指針とし、安定配当政策とのバランスを取りながら、ステークホルダーへ適正に利益を還元してまいります。これにより、業績と共に、配当および社員の処遇についても業界トップレベルを目指します。

  グループ企業価値の向上と経営基盤の進化を図り、すべてのステークホルダーから高い信頼と評価を頂けるよう、グループ役職員一丸となって目標達成に邁進する所存であります。
以上
  

大成建設(株)

http://www.taisei.co.jp/

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