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野村不動産と竹中工務店など、「新宿野村ビル」において長周期地震動対策を実施

~日本初の制振装置を採用、長周期地震動発生時における建物の揺れを大幅に軽減~
「新宿野村ビル」において長周期地震動対策を実施
  野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/取締役社長:中井  加明三)および野村不動産オフィスファンド投資法人ならびに株式会社  竹中工務店(本社:大阪府大阪市/取締役社長COO:宮下  正裕)は、「新宿野村ビル」において日本初の制振装置「デュアルTMD-NT」を建物52、53階部分にあたる屋内に設置し、超高層建物における長周期地震動発生時の揺れを大幅に軽減いたします。設計・施工は竹中工務店が行い、2015年1月に着工し、2016年9月に竣工の予定です。

  
◆「デュアルTMD-NT」開発・採用の経緯
  「新宿野村ビル」では東日本大震災以前から、建物新築時の設計者である株式会社安井建築設計事務所と長周期地震動に対する建物の揺れについて検証して参りましたが、東日本大震災を契機に超高層建物の長周期地震動対策に対する揺れ軽減への安全・安心を入居テナント様、来館者様に提供するため、本対策工事を実施することとなりました。
  改修方法の選定にあたり、〔1〕長周期地震動に対する制振性能  〔2〕入居テナント様への影響度  〔3〕外観・眺望への影響度〔4〕工事期間の短縮  を重要要素として「新宿野村ビル」に最適な対策方針を策定した結果、株式会社  竹中工務店が開発したデュアルTMDを採用することとしました。

  *参考画像は添付の関連資料を参照
  「新宿野村ビル」のビル運営で培ってきた野村不動産株式会社が持つノウハウと、株式会社  竹中工務店の持つ最新の技術力とを融合させ、デュアルTMDを「新宿野村ビル」に最も適した制振装置として新たに「デュアルTMD-NT」を設置する予定です。本方式は2015  年1月26  日に国土交通大臣認定を取得いたしました。
  尚、野村不動産株式会社と株式会社竹中工務店は「デュアルTMD-NT」における制振装置の構成について2  社共同で特許出願中です。
以上
[工事概要]
  1)概要:建物52、53階部分にあたる屋内にTMD制振装置(1基=重り700t)×2基を設置
  2)工期:2015年1月~2016年9月(予定)
  3)設計施工:株式会社竹中工務店
  4)コンストラクションマネジメント:野村不動産株式会社一級建築士事務所

[物件概要]
  1)名称:新宿野村ビル
  2)所在地:東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
  3)用途:オフィス、一部店舗
  4)延床面積:118,215.27m2
  5)構造:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造
  6)規  模:地上53階、地下5階
  7)最高高さ:209.90m
  8)竣工:1978年(昭和53年)6月

野村不動産(株)

http://www.nomura-re.co.jp/

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