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三菱電機、愛知・稲沢製作所内の開発検証施設「昇降機QMセンター」が稼働開始

ビルシステム事業の開発・検証機能、人材育成強化
三菱電機  稲沢製作所  開発検証施設「昇降機QMセンター」稼働開始
  三菱電機株式会社は、ビルシステム事業のグローバル対応の製品開発と検証機能・人材育成を強化するため、稲沢製作所内に開発検証施設「昇降機QM(Quality&Manufacturing)センター」を開設し、10月1日に稼働を開始します。

<開発検証施設「昇降機QMセンター」の概要>

  所在地      愛知県稲沢市菱町1番地
                  (三菱電機株式会社稲沢製作所敷地内)
  建築面積    1,925m2(延床面積5,800m2)
  構造          鉄骨造(地上3階建)
  稼働開始    2014年10月1日
  総投資額    関連設備含め約30億円

  

<「昇降機QMセンター」建設の狙い>
  中国やインドをはじめとする新興国の経済発展に伴い、世界の昇降機需要は大きく増加しています。当社は稲沢製作所を開発・製造の中核となるマザー工場として、世界10カ国14カ所に製造拠点を展開し、92カ国に累計100万台を超えるエレベーター・エスカレーターを納入しています。
  この度、「昇降機QMセンター」を開設し、各地域・市場のニーズに応える製品をいち早く投入し、各製造拠点と連携した開発・製造体制の強化を図ります。
  これにより、グローバルで拡大する需要を取り込み、当社のビルシステム事業をさらに拡大してまいります。

<「昇降機QMセンター」の役割>
1.開発・検証機能強化による安全・品質のさらなる向上
  ・安全・品質にかかわる昇降機のキーパーツを重点的に開発・検証
  ・実使用環境を模擬した単体機器評価をするほか、購入品を含めて製造条件の変動を加味したシステム全体の評価などを実施
  ※巻上機、プリント基板、ロープ、ブレーキ等

2.新たな設備や環境試験による各市場のニーズ・環境に適した製品の早期開発
  ・キーパーツの試作・試験・評価設備を導入し、効率的・効果的な試作・検証を実施
  ・近年の急激な気象変動を踏まえ、温度・湿度などを変化させ、過酷な環境下での寿命加速試験を実施。製品の限界性能の検証と、使用条件・環境と寿命の関係をより明確化

3.開発・試作・検証一貫体制による技術力強化、人材育成
  ・開発・試作・検証を一貫して行う専任組織により、材料・金型・自動化等の製造技術と、強度評価・材料評価等の検証技術などの基盤技術に精通した人材を育成
  ・海外製造拠点との技術・人材交流を通じた効果的な支援による、グローバルでのエンジニアリングの強化

<稲沢製作所について>
  三菱電機稲沢製作所は1964年に、昇降機の専門工場として設立し、安全・安心に加え、高性能・高品質といった高い技術力を誇る製品を次々に生み出してまいりました。
  1982年には入退室管理システムなどのビルマネジメントシステム製品の開発・製造を開始し、2009年には昇降機の累計生産台数40万台を突破しました。今年で設立50周年を迎える稲沢製作所は、これからも全世界の生産拠点を統括するビルシステム事業のマザー工場として、成長を続けてまいります。

三菱電機(株)

http://www.mitsubishielectric.co.jp/

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。