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パナソニック、「アグリ・エンジニアリング事業」に参入

新規事業「アグリ・エンジニアリング事業」に参入
農業用資材の最適配置と独自の環境制御で「パッシブハウス型農業プラント」を実現

  *参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照
  パナソニック株式会社  エコソリューションズ社は、市販の農業用資材の最適配置設計と、自然の力を積極的に活用する「『パッシブ』環境制御システム」とを融合することにより、局所環境制御を実現した『パッシブハウス型農業プラント』を開発。農産物の生産効率の向上と生産者負担の軽減を図る「アグリ・エンジニアリング事業」に、2014年度から参入します。事業主体は、ハウジングシステム事業部、販売・施工は、パナソニックES集合住宅エンジニアリング(株)が担当します。
  2014年度の事業開始にあたっては、2012年度より相互の業界での強みを生かした事業モデル検証を協同で行ってきました大手青果流通会社(株)ケーアイ・フレッシュアクセス社(以下、KIFA社)と連携してスタートします。

  (株)ケーアイ・フレッシュアクセスの主な事業概要は、生鮮農産物・加工品の全国卸売、青果専用センター運営・ロジスティックス全般の一括業務受託。株主構成は、住友商事(株)50%・伊藤忠商事(株)33.5%・(株)ドール16.5%。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kifa.co.jp

  日本の農政では、国際的な競争力の強化策として、新規就農者への必要な資金交付など次世代の農業生産者向け施策や、農地集約の円滑化に向けた農地法改正の検討、農業の付加価値化、農商工連携などの取り組み強化など様々な振興策が推進されています。一方、異常気象などの天候不順に対する安定生産や作業効率化など生産性に対する課題があります。このような環境下で、農業生産者に、簡便で取り組みやすい設備とビジネスモデルを提供することで、生産基盤の強化と農業の継続的発展に寄与することを目指します。
  この新規事業では、ほうれん草の生育に適した環境に近づくよう、自然光、水、風という自然の力を活用する複数の環境調整用農業資材を自動制御する、パナソニック独自の『トータル環境バランス制御』を採用。ほうれん草の土耕栽培を対象とした「パッシブハウス型農業プラント」の販売・施工を実施。
  生産者に
  (1)高温で生育が困難な夏を含めて、年間を通じたほうれん草の栽培が可能
  (2)天候による影響が少ないため栽培計画が立てやすい
  (3)栽培中の手間が大幅に省ける
  という新しい価値を提供します。この「パッシブハウス型農業プラント」により、年間を通じて生産の安定化が図られ、市場への安定供給が可能になります。今年度は、単棟タイプを10棟1ユニットとして販売を開始、数年内には大型化を含むハウスのバリエーションを増やしていく予定です。
【事業スキーム】

  当社が、開発した環境制御によるパッシブハウス型農業プラントをパナソニックES集合住宅エンジニアリング(株)が販売・施工し、そこで生産された農産物をKIFA社が物流および販売するという新たなビジネスモデルを提供します。農業生産法人・生産者は、環境制御型ハウスを導入することにより、農産物を安定的に生産し、流通販売することが可能となります。今後は、ほうれん草以外の作物への展開も検討していきます。

  *参考画像は添付の関連資料「参考画像2」を参照
【販売する「パッシブハウス型農業プラント」の特長】

  *添付の関連資料を参照
以上

パナソニック(株)

http://panasonic.co.jp/

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。