清水建設近畿兼喜会・四国兼喜会の主催 清水建設(株)近畿兼喜会・四国兼喜会の主催による「第21回インプルーブ KANEKI21」が27日、大阪市西区の大阪YMCA会館で開催された(後 援・清水建設(株)関西事業本部)。近畿・四国の各事業所等から提案され た施工改善事例を発表するもので、発表会には小橋鴻三・事業本部長はじめ 兼喜会各社の代表ら約450人が参加し、優秀事例などの発表が行われた。 発表会では、初めに主催者を代表して近畿兼喜会の北平省三副会長が挨拶に 立ち、厳しい環境の中での事例発表について、「改善事例を地道に続けるこ とが、この厳しい状況を乗り切るための1つの方策となる。地に足をつけた 活動が大切であり、店社と兼喜会の協力により、今後も継続していくことを 願う」と引き続いての取り組みを呼びかけた。 次いで、小橋本部長が挨拶。小橋本部長は、バブル崩壊や今日の金融不安な どを乗り越え、21回目の発表会を迎えたことに敬意を表しながら、「今回も 多くの提案があり、それら取り組みは各社が今後も成長し、仕事を維持する 上でも大きな意義がある」と指摘、改善事例により高いレベルを維持すれば どこにっても通用することが出来るとし、「今後も安心して仕事を任せるこ とのできる技術集団になってほしい」とその成果に期待を寄せた。
今回は、大阪はじめ神戸・四国の各支店、京都・滋賀・奈良・和歌山・堺の各営業所等から、建築と土木に 関する改善事例合計538件の提案が寄せられ、このうち優秀賞7件、優良賞3件の各受賞事業所に対して、北 平副会長と小橋本部長から、それぞれ賞状が手渡された。また、事例紹介に続き、近畿兼喜会青年部による 「言葉のキャッチボールできていますか?」の発表が行われた。 発表された優秀事例は次の通り。 ▽「地下階解体時用換気設備」 阪本商会 ▽全自動モルタルプラント改善提案 美和産業 ▽「アルミ鋼管『Z』の開発」 フォービル ▽「ローラー型アスファルト用コテ」 大村組 ▽「電気室内ピットのエフレックス型枠工法について」 きんでん ▽「塩ビ管継手の挿入代マーキング工法の改善」 吉崎設備工業 ▽「QRコードを使った工事管理」 西川設備工業