職業訓練法人近畿建設技能研修協会(大橋完会長、842社)の「第24回通常総 会」が22日、神戸市西区の兵庫建設会館で開催され、任期満了に伴う役員の改 選では、新会長に社兵庫県建設業協会の岡繁男会長((株)岡工務店社長)が 選出された。 総会には会員各社の代表ら約600人(委任状含む)が出席。議事に先立ち、同 協会が雇用・能力開発機構から委託を受けて運営している三田建設技能研修セ ンターで多年(5年以上)にわたり講師を務めてきた樋野澄氏(富田興業(株
))ら三氏に対し、大橋会長から感謝状が贈られた。 この後、大橋会長が挨拶に立ち、三田の研修センターが1982年の開設以来、これまでに延べ約2万7,000人に 及ぶ訓練修了生を世に送り出し、近畿の建設業界で活躍していることを報告。そして、業界を取り巻く厳しい 現状の中で「今後も講習内容の充実と新規受講生の獲得に努めたい」と述べた。また、来賓祝辞では兵庫県の 大裏篤・産業労働部しごと局長、雇用・能力開発機構の川崎誠・兵庫センター統括所長の両氏から、同協会の 果たす役割に期待するメッセージが寄せられた。引き続いて議事へと移り、2006年度事業計画案などの各議案 をいずれも可決、承認した。 また、任期満了に伴う役員改選では、兵庫県建設業協会の岡会長が新会長に選出されたほか、田中宏氏(社大 阪建設業協会副会長)と松田達氏(社兵庫県建設業協会副会長)の両氏が新任の副会長に選ばれた。北浦年一 氏(社大阪府建団連会長)、前川容洋氏(社兵庫県建設業協会副会長)、川嶋実氏(社兵庫県建設業協会副会 長)の各副会長は再任となった。新任の挨拶で岡会長は「新しい時代に対応した経営と技術力の向上を図り、 人材の確保と育成をめざす協会の役割を果たしていきたい」と力強く抱負を述べた。